女子ムエタイ界の名伯楽!

女子ムエタイ界の名伯楽!
各スポーツ競技において、女子選手の活躍がその競技の人気、普及の鍵を握っているケースが多いですが、ムエタイ界も例外ではなく、女子ムエタイ選手たちの活躍が一般の方々に響き、影響力は決して小さくないと感じます。
最近ではスタンプ・フェアテックスが大活躍しており、彼女に憧れてムエタイを始める女子もいるのではと思います。
今回は10年以上の間、女子ムエタイの普及に貢献してきた人物を紹介したいと思います。
プームハタイ・マイケーオ氏(ニックネーム:レック氏 / 54歳)
ポー.ムアンペットジムの会長であり、女子ムエタイ興行を取り仕切るプロモーターでもあります。
現役時代のリングネームは、
ゴーンキヤット・ソー.タニクン。
“ソー.タニクンジム”と聞けばムエタイファンの方にはすぐにピンとくるジム名です。
泣く子も黙るムエタイ・ボクシング界の大ボスであったクレオ・タニクン氏のジムです。
レック氏は12歳からムエタイを始め、クレオ会長が
あの事件で亡くなってしまう22歳まで現役を続けたそうです。(試合数約180戦)
引退後は進学しラムカムヘン大学を卒業。一般企業に勤めた後、2005年にポー.ムアンペットジムを設立。
長女が女子ムエタイトップ選手となったナムターン・ポー.ムアンペット(元WPMF世界王者)です。
☝︎レック会長の長女、ナムターン・ポー.ムアンペット
サムットプラカーン県のジムが活動拠点でしたが、今年の2月から拠点を自身の出身地ペップリー県に移しました。
(サムットプラカーンのジムは長女ナムターンが管理)
自然に囲まれた環境の良いジムには、タイ各地から女子選手が集まり合宿しています。まるで”女子版虎の穴”の様相です。
ルンナパー、クワンカーオ、ローイケーオなど女子ムエタイ次世代を担う有望選手を育成しています。
レック氏は、
「以前は女子ムエタイは下に見られ、相手にもされなかった状況がしばらく続きました。プロムエタイ協会のソムチャート総裁に何度も頼み込んで1試合だけビッグイベントに組み込んでもらったのですが、その試合が盛り上がり、男子の試合を凌ぐほど良い試合だったので、その後につながりました。
今では数試合も組み込んでもらえ、女子のタイ国タイトルマッチも沢山組んでもらえるようになりました。」と女子ムエタイ普及のためにしてきた苦労を語ってくれました。
今ではあのルムピニースタジアムでも女子ムエタイの試合が組まれるようになりました。
もちろんレック会長のポー.ムアンペットジムからも定期参戦しています。
そんなレック会長のポー.ムアンペットジムの所属選手にビッグチャンスが巡ってきました。
6月26日仙台のアズテックミュージアムにて開催される『HARD CORE SANCTUARY 2022 -1st-』でのメインイベント、WPMF世界女子ピン級王者の田中”暴君”藍に、カオスアイ・ポー.コーブグア(タイ)が挑戦することが決定しています。
☝︎レック会長とカオスアイ選手
タイにベルトを持ち帰る為に連日、朝夕と過酷な練習をこなしているカオスアイ選手。
“名伯楽” レック会長監督の元、王座奪取の戦略を練っていることでしょう。
《興行情報》
■HARD CORE SANCTUARY 2022 -1st-
2022年6月26日(日) 16:30 start
@アズテックミュージアム 仙台産業展示館
主催: 聖域プロモーション(PCK連闘会)
 ☎︎022-383-2440
©️INGRAM MUAYTHAI GYM

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