卒業生アンケート・インタビュー①
Vol.1 松浦啓太(まつうら けいた/26歳)
文武両道プログラム参加期間
2011年7月 ~ 2013年8月
ムエタイ戦績 : 8戦 7勝( 2KO) 1敗
プログラム卒業後の進路
2013 年 9 月 慶応義塾大学 総合政策学部 入学
2015 年 9 月 2016 年 9 月
Griffith University (オーストラリア・ブリスベン) 留学
2018 年 3 月 慶応義塾大学 総合政策学部 卒業
2018 年 4 月 日系証券会社 入社
2018 年 12 月 同上 退社
2019 年 1 月 M&A アドバイザリーファーム (タイ国バンコク) 入社
2020 年 12 月 Harvard Business School Online -Disruptive Strategy- 修了
現在に至る
文武両道プログラム参加時の正直な感想を聞かせてください。
渡泰当初は練習もきつく、ご飯も合わず、語学もまったく出来ず、あと何日で日本へ 一時帰国出来るかをよく数えていました。一方、本帰国の 3~4 カ月前は “留学がもうす ぐ終わってしまう“ という、どことなく寂しい気持ちでした。
留学中の一番きつかったことは!?
試合翌日の学校、日々の早起き、試合前の練習でした。
一番嬉しかったことは!?
試合後、みんなで食べるカオマンガイが最高でした。
あとは父親が出張でバンコクに来た時が嬉しかったですね。
タイでの生活で不便だったことは?
あまり不便さを感じることはなかったですが、強いて言うと水回り(風呂、トイレ)ですかね…湯船がなかったので。
タイでの生活で楽しかったことは?
ムエタイに思う存分打ち込めたこと、日本の高校では経験できないことを通して視野 を広げられたことです。
その打ち込んだムエタイに対しての思いは?
ムエタイとイングラムジムのおかげで大学にも入学でき現在の自分があると思うので、 今後何かしらの形で携わり恩返し、貢献が出来ればと思います。特に世界トップクラスの技術を備えた選手がいるにも関わらず、国内でのムエタイの社会的位置づけや海外興行と比較した際の規模感やファイトマネーに課題があると感じています。
タイ国、タイ人に対しての思いを聞かせてください。
今バンコクで仕事をしていて、賢い人が多いと日々感じています。人も社会もどんどん成長している勢いを感じます。
学校生活での思い出は?
やはり卒業旅行(カオヤイ)ですね。とても楽しかったです。
イングラムジムでの思い出は?
同期のヒロとの切磋琢磨した日々ですね。お互い刺激をし合って頑張れたと思います。
今になって感じる文武両道プログラムの良さは?
当初は大変なことも多かったですが、振り返ってみるとタイでの生活全て(ムエタイ・学校)が良い思い出です。
高校時代にこのような経験が出来たことは今後の人生の糧となり一 生の宝物です。このような貴重な機会を与えてくれた、イングラムジム並びに家族に感謝しています。
参加を希望する人へのメッセージをお願いします。
あまり偉そうなこと言えないですが、親元を離れて異国の地で挑戦することは、大変な面もありますが、それ以上にムエタイ・勉強に関わらず人として大きく成長できる絶好の機会だと思います。
参加を希望する人へのアドバイスもお願いします。
文と武のバランス(タイ語も勉強しておけばよかったと、
個人的には後悔しておりま す)。日本のジムで HIROYA 選手に “格闘技だけ出来ても格好良くない、格闘技と勉強の両立 が出来てかっこいい “ と言われたのを今でも覚えています。
当時はあまり理解していなかったですが、時間が経つにつれてもっと勉強しておけば良かったと反省しております。 ですので、何でも吸収していってください。
一番印象に残っている試合は!?
一番最後の試合、確か同じ相手と 3 回目の再戦でしたが、3 回目が一番試合をコントロ ール出来ていたかと思います。
ありがとうございました。