ムエタイ・レフェリー講習開催(外国人向け)

ムエタイ・レフェリー講習開催(外国人向け)

 

 

 

 

 

 

タイのムエタイのレフェリーが体を張って選手を守る姿勢が素晴らしい

ムエタイのレフェリーって毅然とした所作がカッコイイ!

などの声が聞かれたり、ダウン時に選手の頭部を守るタイのレフェリング技術が賞賛されることが増えてきていますが、私も昔からムエタイのレフェリーの技術の高さや選手の安全面を第一に考えた動きが素晴らしいと憧れて見ていた一人です。

15年前にタイで初めて開催されたタイ国スポーツ局、タイ国ムエスポーツ委員会認定の外国人向けレフェリー講習会を受講(当時は30時間の受講が条件)し、日本人として初めてタイの公共機関から認定書、ライセンスカードが発行されました。

受講者の中から5名選出され、国王生誕記念興行(王宮前広場)のビッグマッチでレフェリーをしたのが良い思い出です。

1999年に制定されたムエ法(ポー.ロー.ボー.ムエ2542)のルール改正があったことを踏まえ、2025年にはタイ国内各県でのレフェリー講習、リフレッシュと称した現役レフェリーを対象とした再講習が実施されていました。

そして、近年のムエタイの国際化の影響もあり、外国人対象のレフェリー講習会が合宿形式で実施されました。

(2026年1月21日~30日の10日間)

私もルール改正などがあった点などからアップデートする必要があると、改めて受講しようと申し込み、参加しました。

☝︎受講者の宿泊先、セミナー会場となったS Bangkok Hotel (ナワミン地区)

バンコクのS Bangkok Hotelで開講され、44名の外国人が受講となりました。一番多くの参加者が集まったのはカナダからの16名で、日本は2番目に多い8名の参加でした。

▪️日本人受講者

鈴木 秀樹 / 小林 利典 / 今野 明 / 佐藤 駿 /吉田 正幸 / 高橋 徳典 / 高橋 由大 / 新田 勝彦

世界16ヵ国からの参加がありました。中には現役選手の姿も

ジャッジスコアの記入方法、実際に試合動画を見ての採点など指導は細部に渡りました。

2日目には、腕立て伏せ、プランク、持久走の体力テストも実施されました。

基本的な所作を繰り返し反復練習。

5日目からは、ルムピニースタジアムに隣接するルムピニームエタイスクール&ジムにて実技講習となりました。

一つ一つの細かなレフェリー所作を指導されます。受講者がマススパーを捌き、反則の場合の警告の仕方、減点の仕方、立ち位置、カウント時の姿勢などムエタイ競技の統一されたレフェリー所作を繰り返し反復練習します。

悪い場合には講師陣よりその都度指導が入ります。個人のオリジナルの動きは不要で、統一された動きになります。

講師陣はラジャダムヌンスタジアム、ルムピニースタジアムの各審判部長が直接指導。ベテランのお手本をみて学びます。

すべての所作には理由があり、理に適った動きになっているために、やはり歴史の長いムエタイ競技の中で研ぎ澄まされてきたレフェリング技術なんだと改めて感心させられました。


☝︎女性の受講者も9名

☝︎最終日の1月30日には修了証授与式 ( S Bangkok Hotel ボールルーム)

☝︎二大殿堂スタジアムからの講師陣。

☝︎タイ国ムエスポーツ委員会(カーンキラームエ) 局長ナタポン・アンタラセーン氏から修了証の授与。

☝︎マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟などで25年のレフェリーキャリアのある小林利典氏。

☝︎修了証とタイ国スポーツ局ロゴのバッジが授与されました。

 

ムエタイ競技ルールの詳細まで把握することができ、改正された部分も含めて大変勉強になりました。

研修中のユニフォームから宿泊費、食事、移動などすべての経費が国の予算から出ており、外国人対象とした今回の講習もすべて無料だった部分でムエタイ競技の普及、振興、国際化に向けてのタイ国としての本気度を感じることができました。

統一された基準、競技ルールで”ムエタイ競技”が遂行されていくのがタイ国スポーツ局が掲げているポリシーです。

 

カテゴリー1.『ムエタイ競技』基本ルール

①3分5ラウンド、又は3ラウンド

インターバル2分

②ジャッジペーパーはラウンド終了ごとに回収

※スコアは10-10, 10-9, 10-8,などで、マストラウンドシステムではない。

③勝敗はKO,TKO,判定,ドロー, 反則, 無効試合

リング上のレフェリー、判定は3名のジャッジによる。

※上記以外のルールにて行われるものは、すべてカテゴリー4.の “その他の格闘技” に分類される。

開催地: S Bangkok Hotel
Lumpinee MuayThai School Gym
開催日: 2026年1月21日~1月30日
主催・認定: タイ国観光・スポーツ省/タイ国スポーツ局 (SAT)/タイ国ムエスポーツ委員会/タイ国プロムエタイ協会 (PAT)

14 Feb 2026

Text by Hideki Suzuki

INGRAM  MUAY THAI  GYM

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