2024年5月25日(sat)にオムノーイスタジアムにて開催されたスッグ・ヂャーオムエタイのメインイベントには、同スタジアムのライト級王座決定戦がマッチメイクされていました。
ルムピニー、ラジャダムヌンスタジアムに続き、歴史ある公式スタジアムとして権威あるオムノーイのタイトル戦に抜擢されたのは、日本のK-1で武尊選手と対戦経験がある元ラジャダムヌン王者のヨードクリッサダー・ソー.ソムマーイ(※K-1登場時の名前表記は、ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー)と、6月23日に東京・代々木第二体育館にて開催されるKNOCK OUT CARNIVAL 2024 Super Bout “BLAZE”にて小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)選手と対戦するデーングリアングライ・シンマーウィンの両選手。
両者ともにライト級リミットの135ポンド(61.235kg)がベストウエイトではないので、130ポンド契約での対戦を両陣営承諾の上で実施されました。(ライト級は130~135ポンド)
サウスポーのデーングリアングライとオーソドックスに構えるヨードクリッサダー。長丁場を想定して初回は手数が少ないのは当然ですが、ヨードクリッサダーはほとんど攻撃を出さずプレッシャーだけをかけていきます。一方、デーングリアングライはローキックで先に仕掛けていきます。2-3ラウンドも左ミドルやテンカオで先に先に攻撃を出して行き集中力も途切れてなく、良い印象のデーングリアングライ。ヨードクリッサダーは一発を狙い過ぎているのか後手後手になっている印象です。
©️MUAYSIAM
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4ラウンドに入っても展開は変わらず常にリードするデーングリアングライ。後のないヨードクリッサダーも前に出て攻撃を仕掛けますが時すでに遅し…最終ラウンドの5ラウンドはポカをしないよう集中力を切らさずに完封したデーングリアングライが、3-0 (3者とも49-47)の大差で判定勝ち。オムノーイスタジアムのライト級新チャンピオンとなりました。
©️MUAYSIAM
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☝︎オムノーイスタジアム・ライト級チャンピオン
デーングリアングライ・シンマーウィン
◾️オムノーイスタジアム・ライト級王座決定戦(135lbs)
○デーングリアングライ・シンマーウィン
เด่นเกรียงไกร สิงห์มาวิน(ไทย)
VS 判定3-0(49-47/49-47/49-47)
●ヨードクリッサダー・ソー.ソムマーイ
ยอดกฤษดา ส.สมหมาย(ไทย)
デーングリアングライはメジャースタジアムの現役チャンピオンとしての来日となります。
ラジャダムヌンでのKO勝ちと、今回の王座獲得で、来日を前に勢いを増したデーングリアングライ。ヒジ、ヒザ、パンチでのKOも多いデーングリアングライを相手に、小笠原瑛作選手はどのような試合展開を見せるのでしょうか⁉︎ 楽しみな一戦となりました。
※試合ルールはONEと同様にオープンフィンガーグローブ(OFG)を使用したOFG REDルール(3分3Rヒジあり)
☝︎6月23日(sun) 東京・代々木第2体育館にて開催のKNOCK OUT CARNIVAL2024 SUPER BOUT ‘BLAZE‘
©️KNOCK OUT
Text by Hideki Suzuki
INGRAM MUAY THAI GYM
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