12月24日のラジャダムヌンスタジアムのメインイベントに出場したジョイシー・イングラムジム(ジョス・メンドーサ)ですが、ピーマイ・ポー.コーブグアにダウンを奪われて判定負けとなりました。
☝︎ジャッジ3者ともに29-27
ブランクからの復帰戦にしては動きは悪くなく、ダウン以外は綺麗な左ミドルキック、テンカオなどで有効打を多く決めるなどしていたので、勿体ない内容ではありました。
私自身が事前の対戦相手の研究で、ピーマイは右肘が得意なのを把握していたのですが、1R終了後のインターバル中の最後に右肘を注意するように伝えるかどうか迷っていたのですが、案の定、非常に良いタイミングで狙っていた肘を入れられてしまいました。狙ってくると把握しながらも伝えきれなかった部分を悔やみました。
注意を促していれば被弾しなかったとは言い切れませんが、インターバル終盤にリングサイドに戻って伝えるべきか躊躇してしまった部分でセコンドとしてのミスと言えます。
タイミング、バランスの良いミドルキック、首相撲でも組み負けることなくピーマイのスタミナを削っていただけに、本人も悔しくて再戦を希望しています。
勝敗を抜きにして、試合の動き自体は復帰戦としては上出来だったと思います。やはりブランクは大きいものです。予想以上のスタミナロス、反応の遅れなどはコンスタンスに試合をこなして戻していくしかありません。
ピーマイ相手に復帰戦であれだけ動ければ、来年からの試合に期待できるでしょう。
■2022年12月24日 (sat) 19:00 start
@Rajadamnern Stadium
RAJADAMNERM KNOCKOUT
メインイベント(67kg) 3分3ラウンド制
●ジョス・ロドリゲス(ブラジル/イングラムジム)
โจซี่ อินแกรมยิม(บราซิล)
VS 0-3(27-29)
○ピーマイ・ポー.コーブグア(タイ)
ปีใหม่ ป.กอบเกื้อ(ไทย)
※2Rに右肘でダウンを奪われる。
Text by HIDEKI SUZUKI
INGRAM MUAYTHAI GYM
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