田中”暴君”、王座獲得ならず!佐藤”魔王”はKO防衛!

田中”暴君”、王座獲得ならず!佐藤”魔王”はKO防衛!

9月1日(日) バンコク・オンヌット地区にて開催された『アピデッ・シットヒラン偉業称賛興行』でのタイ国プロムエタイ協会のピン級王座決定戦とアピデッ杯ライトフライ級タイトルマッチの試合リポートになります。

☝︎ワット・パックボースクールの生徒たちによるワイクルー演舞にてオープニング。⇩

☝︎会場には往年の名選手、サムランサック・ムアンスリン、元WBA世界チャンピオンのデーンカオセーン、オリンピック・ボクシング銀メダリストのウォラポット・ペットクムなど、豪華ゲストが大会を観戦。

☝︎タイ政府観光スポーツ省 タコーン・ラオハッホンチャナ氏による開会宣言。

🔸2024年9月1日(日) 15:00
ワット・パックボー内 屋外アリーナ
(スクムビット77 オンヌットSoi35)

主催: INGRAM GYM / 聖域プロモーション

協賛企業:

月刊パノーラ 
[COMM BANGKOK CO., LTD.]

サバイジャイコンサルティング 
[Sabaijai Consulting Co., Ltd.]

バーンタオ
[WELLNESS LIFE PROJECT (THAILAND) CO., LTD.]

BOON 
[BOON SPORT]

めいどりーみん 
[MAIDREAMIN(THAILAND) CO., LTD.]

東西貿易株式会社
[TOZAI BOEKI KAISHA (THAILAND) LTD.]

認定: タイ国プロムエタイ協会 (PAT)
アピデッ・シットヒラン杯実行委員会

試合直前、気合いの入った表情をみせる田中”暴君”藍


ミントラーがタイミングよい左ミドルキックを合わせる。

蹴りvsパンチの一進一退の攻防が続き、緊張感が伝わる試合に

田中も得意のパンチでミントラーをグラつかせダメージを蓄積させる

距離を取りたいミントラーは前蹴りとミドルキックを駆使する

一瞬の油断、ミスも許されない中で激しい凌ぎ合いを魅せる両者。

内容的には接戦に

取って取られてのシーソーゲームを2分間の中で繰り広げる。

田中を研究し、仕上げてきた動きをみせるミントラー。

やはりムエタイでは蹴りをより綺麗に繰り出した選手が有利となるのか、倒さなければパンチの有効打評価は低い印象

判定はミントラーに…

2-1 (49-48 / 46-49 / 50-45 )と各ジャッジにかなりバラつきがあった判定となり、ムエタイ競技のジャッジメントの基準とは…⁉︎という大きな課題が残った残念な結果に…

●メインイベント
タイ国プロムエタイ協会女子ピン級王座決定戦(2分5ラウンド / 100lbs=45.359kg)

同級1位
⚪︎ミントラー・ノー.アヌワットジム(タイ) 45.3kg
VS 2-1 (49-48 / 46-49 / 50-45 )
同級2位
 ⚫︎田中 “暴君” 藍 (日本 / PCK亘理 / L’antre du Lion)47.75kg

※ミントラーが王座獲得。

☝︎ジャッジペーパー集計表

1人のジャッジが50-45と、全ラウンドをミントラー優勢につけていたのは、長くムエタイをみてきた私には到底理解し難いジャッジメントでした。

 

昨年、タイで獲得したアピデッ杯の初防衛戦としてロビーを迎え撃つ佐藤 “魔王” 応紀。

初回から積極的に攻める佐藤はローキックを効かせていく。ロビーは身長で優るのを活かして、押しつぶすような首相撲を仕掛けるも佐藤は組み負けない。ラウンドが進むごとに勢いを増していく佐藤は徐々にロビーを追い込んでいく。

ロッビーはスタミナが切れ、敗戦の色が濃くなってきた4ラウンド、佐藤の右ストレートをまともにもらいストップ…

●セミファイナル
アピデッ・シットヒラン杯ライトフライ級タイトルマッチ (2分5ラウンド)
チャンピオン
◎佐藤 “魔王” 応紀(日本 / PCK連闘会)
VS 4R TKO
挑戦者
⚫︎ロビー・ソー.サパーンスーン (タイ)
※佐藤”魔王”応紀が初防衛に成功。

 

 

 

今回の興行開催に際しまして、多大なご協力をいただきました各協賛企業さま、大会関係者の皆さまに感謝いたします。

出場していただいた各選手にもお礼申し上げます。

Text by Hideki  Suzuki

INGRAM  MUAY THAI  GYM

 

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