各国、各地でのパワースポットが話題になることが多いですが、今回はタイ国内にある “ムエタイ関連”のパワースポットをご紹介できればと思います。
❶ ナーイカノムトム像 (アユタヤ県)
ムエタイの父・ナーイカノムトム像として、アユタヤ競技場(アユタヤスタジアム)内に祀られているナーイカノムトム記念碑・銅像。アユタヤ観光時に立ち寄るのに便利な場所です。
タイにあるナーイカノムトム像の中では一番歴史のあるナーイカノムトム像になるかと思います。
❷ナーイカノムトム像 (アユタヤ県)
ムエタイの父・ナーイカノムトムの生誕地、生家があったアユタヤ県バーンバーン地区にある記念碑、祠です。ナーイカノムトムの子孫といわれる方が周辺に住んでいます。毎年3月17日前後にはナーイカノムトム偉業を称賛する記念ムエタイ興行が記念碑前の広場で開催されたりしています。
❸プラチャオ・スア祠 (ワット・サイ/ バンコク)
ムエタイの各技を纏めたといわれるスア王(虎の王)。王位についた2月6日は『ムエタイの日』として正式にタイ政府から認定されています。
バンコクに来た際に寄宿先とされたワットサイ境内に鎮座しています。スア王自身がムエタイの使い手であったことからムエタイ王の異名を持ちます。
❹ワット・バーンクン (サムットソンクラーム県)
サムットソンクラーム県にあるワット・バーンクン境内に数十体のムエタイ像。各体、それぞれムエタイの技を繰り出しています。アユタヤ王朝後期にタイ海軍の訓練基地としてムエタイの練習が行われていた地です。
同じ境内にある菩提樹に囲まれた200年以上前からある仏像に祈れば願いが叶うかもしれません…
❺ゲーオサムリットジム (バンコク)
言わずも知れた名門ゲーオサムリットジム。
1999年に全ムエタイジムの中からMVP(最優秀)ジム賞を受賞。グルークチャイ、アヌワット、ワチャラチャイ、クンピニットら多くのチャンピオンを輩出しています。最近ではプロムエタイジムのタイ国スポーツ局からの審査で、最高評価の五つ星ランクを獲得。名実ともにムエタイジム最高峰の評価を得ました。
ゲーオサムリットジムでムエタイ修行した選手が、その後大きな活躍をしているので、”ゲーオサムリットジム帰りは出世する”説があります。那須川天心選手、武尊選手も若手時代にゲーオサムリットジムで合宿しています。その他有名選手を挙げたらキリがありません。ムエタイ界のパワースポット、ゲーオサムリットジム。
■番外編
ムエタイとは関係ないのですが、私個人的に推すパワースポットをご紹介させていただきます。
『サーンラックムアン・クルンテープ』
(バンコク都祠)です。サナームルアン近くにあり、チャクリー王朝が始まる際にラマ一世王が建立させたものです。その際に立てられた柱がバンコクのシンボルとして祀られています。※お詣りの順序があるのでご注意ください。
◻︎さらに番外編…
ソー.タニクンジム跡地
ムエタイ界のドンであったクレオ・タニクン氏が主宰するムエタイジムの跡地です。スクムビット地区の住宅地の中にあり、現在はサンドバッグが1つ吊されているだけでムエタイジムだった面影はほぼありませんが、門の壁にはしっかりと『ソー.タニクンジム』の看板が。
クレオ氏が衝撃的な死を遂げてから32年…静かに、ひっそりと佇んでいる邸宅に違うパワーを感じてしまいます…
Text by HIDEKI SUZUKI
INGRAM MUAY THAI GYM
Add Comment