ムエタイの殿堂、ラジャダムヌンスタジアムにて2日続けてイングラムジムから出場となりました。
ジョイシーはなんと、わずか3日前のオファー…
しかも相手は超強豪選手のヨードクンポン・シットモンチャイ(現在はムートーンアカデミー)です。
昨年から開催され話題となったRWS(ラジャダムナン ワールド シリーズ)に参戦となりました。
■2023年2月10日(Fri) ラジャダムヌンスタジアム
Rajadamnern KNOCKOUT
メインイベント
◎トーントー・イングラムジム(タイ)
ทองโท อินแกรมยิม (ไทย)
VS (135lbs) 1R TKO ※ローキック
●リー・デ ジュン(シンガポール)
ลี เด จุน เลเจ้นมวยไทย (สิงคโปร์)
絶妙なタイミングでローキックを放つトーントー。相手のリー・デジュンは、長年タイで定期出場している選手だけにサウスポースタイルから鋭い前蹴りやミドルキックを放つKO勝ちも多い好選手です。トーントーは相手と同じサウスポーに切り替えるとさらにローキックを連打。リーは表情には出していませんでしたが、1ラウンド終了間際についにダウン。立ち上がったもののダメージが大きくレフェリーストップとなりました。
前回に続き同じローキックによる初回KO。破壊力抜群のローキックだけでなく、他にも倒せる武器を持っているトーントーなので今後の更なる活躍が期待できます。RWSエントリーの話も出ています。
☝︎前回に続き、初回ローキックでのKO勝ちのトーントー。
☝︎イングラムジムの先輩ダーウサミンと同じく、タイ南部のトラン県出身です。
■2023年2月11日(Sat) ラジャダムヌンスタジアム
RWS(Rajadamnern World Series)
セミファイナル
●ジョイシー・イングラムジム(ブラジル)
โจ่ส อินแกรมยิม (บราซิล)
VS (149lbs) 0-3判定
○ヨードクンポン・ムートーンアカデミー(タイ)
ยอดขุนพล หมูทองอะคาเดมี่ (ไทย)
本格復帰から僅か三戦目でしたが、常日頃からストイックに鍛錬しコンディションを維持しているジョイシーは、相手が誰であろうと常に挑む姿勢です。体重調整のみで挑んだVSヨードクンポン戦。
ヨードクンポンの左フックは多くの強豪を倒してきただけあって、絶妙なタイミングで放たれます。ジョイシーの攻撃にカウンターで合わせてこられ、数発被弾しながらも決して怯まないジョイシー。緊張感溢れる試合でした。最終ラウンドにはヨードクンポンの縦肘により裂傷を負います。結果的には判定負けとなってしまいましたが、もし、あと10日ほど調整期間があればまた違った展開になったでしょう。
次戦からはさらにコンディションが良くなり、良い試合を魅せてくれることは確実です。次戦に期待してください。
©️RWS
Text by HIDEKI SUZUKI
INGRAM MUAY THAI GYM
Add Comment